Cucumber+三鷹市芸術文化センター presents 土田英生セレクション vol.2

燕のいる駅

作品情報

春、燕が巣をつくる頃— 昔なつかしい日本の風景を模してつくられた「日本村四番」。そこにある駅も一昔前にあったローカル線の駅舎を思わせる。いつもと変わらない穏やかな時間。しかし遠くの空にはパンダの形をした雲。突然、人は消えた。理由は分からない。駅に残った人々は穏やかな景色の中でただただ待つ。これが世界の終わりなのか?見上げる空にはパンダ雲が不気味なうねりとなってゆっくりと広がっている……

1997年、京都での初演以来、その脚本が持つ時代を超えた普遍性が高く評価され、
幾多の団体によって上演され続けてきた『燕のいる駅』が、
土田英生自身が厚い信頼を寄せるキャストと共に、
2012年、切なく愛しく生まれ変わります。
社会と人間関係の闇の部分を自然な会話の中に落とし込む筆致に定評のある土田英生が、
現在の情勢を踏まえて改訂、自らの演出で贈る決定版!ご期待ください。

[土田英生セレクション]

土田英生が自作をリライトし、自身が信頼を寄せる俳優・スタッフと舞台を創作、決定版として上演する企画。
劇団でもなく、いわゆるプロデュース公演でもない、新しい形を模索しています。


上演歴

vol.1『-初恋』
作・演出
土田英生
出演
田中美里 今井朋彦 犬飼若博 奥村泰彦
根本大介 川原一馬/千葉雅子/片桐 仁
TOKYO
2010年6月4日-13日
三鷹市芸術文化センター 星のホール
FUKUOKA
2010年6月19日
大野城まどかぴあ 大ホール
AICHI
2010年6月25日・26日
テレピアホール
OSAKA
2010年7月2日・3日
サンケイホールブリーゼ
企画・製作
有限会社キューカンバー
(財)三鷹市芸術文化振興財団